【歓声があがる緑のごちそう。南極生活が教えてくれた「備えるべき命の緑」とは?】

「わーっ!」

食卓に並んだキャベツの千切りを見て、南極観測隊の隊員たちから歓声があがります。

信じられるでしょうか?私たちが日常的に食べているキャベツが、地球上で最も過酷な場所のひとつである南極では、これ以上ないほどの「ごちそう」なのです。

🥬南極で起きる「キャベツ絶滅」の日🥬

南極観測隊の調理担当だった渡貫純子さんの著書『南極の食卓』には、胸を打つエピソーdsドが描かれています。

観測隊は1年分の食料を日本から持ち込みます。もちろん、生野菜はごくわずか。

その中でもキャベツは長期保存が可能な、まさに「緑の宝石」です。

隊員たちは「キャベツ・オペレーション」と名付けた作業で、傷んだ外葉を一枚一枚丁寧に取り除き、数ヶ月かけて大切に食べ進めます。

そして、ついに最後のキャベツを食べる日。その日は

「キャベツ絶滅🥬」

と呼ばれ、隊員たちはその貴重な緑を惜しみながら味わうのだそうです。

一面の白と氷に閉ざされた世界では、「新鮮な緑」がどれほど心と体に渇望されるのか。
このエピソードは、私たちに【「緑」の持つ根源的な価値】を強く教えてくれます。

私たちの日常は、本当に「当たり前」か?
この話は、遠い南極だけの話ではありません。

自然災害が頻発する日本に住む私たちにとっても、他人事ではないのです。地震、台風、豪雨…。
いざという時、物流は止まり、スーパーの棚から生鮮食品は真っ先に姿を消します。

避難生活で手に入るのは、炭水化物が中心の保存食ばかり。
そんな時、私たちの体は、そして心は、南極の隊員たちと同じように「濃い緑の栄養」を渇望するはずです。

栄養不足は体力を奪い、判断力を鈍らせます。免疫力が落ち、被災後の環境変化で体調を崩す方が多くいらっしゃるのは御存知の通りです。
緑黄色野菜に含まれるビタミンやミネラル、葉緑素は、ストレスに満ちた非常時において、心身のバランスを保つために不可欠な存在なのです。

しかし、野菜を備蓄するのは現実的ではありません。場所もとり、すぐに傷んでしまいます。では、どうすれば良いのでしょうか?

答えは、20億年の歴史を持つ「命の緑」にありました。
そこで私たちがたどり着いた答えが、「クロレラ」です。

クロレラは、約20億年前から地球に存在する単細胞緑藻。まさに「濃縮された緑黄色野菜」とも呼べるスーパーフードです。

圧倒的な栄養価: ビタミン、ミネラル、アミノ酸、食物繊維、葉緑素など、69種類以上の栄養素をバランス良く含んでいます。

長期保存が可能: 乾燥した粒状のクロレラ。さらに脱酸素処理で酸化を防いでいるため、常温での長期保存が可能です。野菜のように腐る心配がありません。

省スペースで携帯性抜群: 野菜に比べ瓶入り大容量なので携帯性に優れています。保管場所を選びません。避難袋に入れておくのにも最適です。

調理不要の手軽さ: 水さえあれば、いつでもどこでも手軽に栄養補給ができます。

クロレラは、南極の隊員たちが渇望した「緑の栄養」を、いつでも、どこでも、誰にでも届けてくれる、究極の「備蓄できる緑黄色野菜」なのです。

今こそ始めたい。「緑の備蓄」という新習慣。
私たちは、未来に何が起こるか予測できません。だからこそ、備えが必要です。

食料の備蓄を考えるとき、パンやレトルトご飯だけでなく、「命の緑」を備えるという視点を加えてみませんか?

今回ご提案するのは、【クロレラ備蓄ファミリーパック(2000粒×6箱)】です。

1箱2000粒(1,000粒×2本入り): 1000粒1本は大人22.3日分×2本。一箱で45日分(一日45粒食べた場合)。

6箱セット: これで6名家族45日分の「食と緑の安心」が手に入ります。

この6箱が家の片隅にあるだけで、いざという時の食や栄養に関する不安が、どれだけ軽くなることでしょう。それは、ご自身と大切なご家族の命と健康を守るための、賢い投資です。

南極の「キャベツ絶滅」は、遠い国のエピソードでしょうか。 私たちの日常生活が送れて恵まれている時にこそ、有事に備えておきたいところです。

さあ、あなたも「緑の備蓄」を始めませんか?

漢方小話:まくり(胎毒くだし)

4月の出産のため、お休みをいただいたFMやんばる「こんにちは赤ちゃん」。
2か月ぶりに復帰いたしました✨

屋嘉比薬局でFMやんばる出演中→詳しくはこちら


ベビちゃんも一緒に‘リアルこんにちは赤ちゃん‘👶

私も久しぶりのラジオだったので、ベビちゃんにはちょっと眠っていてもらおうと思っていたのですが、、
冒頭10分でwake up!!笑
ベビーの元気な声も漏れ聞こえる元気いっぱいの放送になりました😁

こちらからアーカイブが見られます。
5.19こんにちは赤ちゃん前半
5.19こんにちは赤ちゃん後半

今回はベビちゃんが生まれて初めて口にしたのは母乳ではなく漢方だったというお話をしました。
その名も「まくり」と呼ばれる煎じ薬です。

「胎毒くだし」とも呼ばれ、赤ちゃんがおなかの中で育つ間にためこむ毒、またお母さんの産道を通る際に飲み込んでしまう毒を
まずはしっかりだしてあげるというものです。
一生を健康にすごすために、まずはスタートの時点で「まくり」をのんで汚いものを取り除くことが大切だ、という考えで、
その起源は平安時代ともいわれています。日本では大正時代ころまでは広く一般的に行われていた風習だったようです。

というわけで、生まれて20分ほどで飲ませました、「まくり」!
(こうちゃん先生がお産中に台所をお借りして煎じておりました 笑)

哺乳瓶で飲ませましたが、20CCほど、ぐびぐび飲んで、助産師さんたちも「おいしそうだね~」と驚くほど😋
その後はおっぱいもしっかり吸ってくれました😌

実際に飲んでみると、「甘草」という生薬が入っているからか、思ったより飲みやすかったです。

その後のベビちゃんの様子ですが、生後半日ほどで2回しっかりと胎便がでました。
特に2回目は助産師さんも「よく出てるね~」というほどしっかりでていました。

まくりを飲んだからかは定かではありませんが、気持ちよさそうなベビちゃんの様子に一安心でした。

日本に古くから行われていたという風習。私にとってもなかなか興味深い体験でした。

※参考文献:「女性の一生と漢方」 石野信安著

ちなみに沖縄の方が「まくり」と聞くと、「小学校のころ飲んだ‘ナチョーラ‘のこと?!」と思う方もいらっしゃるようです。
虫下しとして昔飲まされたことがあるとか。
今回ベビちゃんが飲んだものとは少し処方が違うようです😁

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次回のFMやんばる「こんにちは赤ちゃん」は6月2日(水)11時~12時
視聴方法はこちらでご確認ください。

👨👩👶3人の「リアルこんにちは赤ちゃん」♪
赤ちゃんとの暮らし、こうちゃん先生が全力で取り組んでくれている(笑)産後ママの漢方ケア・養生のことなど、我が家のリアルタイムの情報をお届けしたいと思っています!
ぜひお時間あうかた一緒にお楽しみください♪

【漢方小話】板藍根

日々ニュースを騒がせている
新型コロナウイルス。

当薬局でもマスクが売り切れとなり、
日々問い合わせがよせられています。

今できることを、落ちついて、が求められますね。

風邪やインフルエンザを含め、感染症対策は
充分な睡眠と食事で体力をつけることと
うがい手洗いがまず基本ですが、

その上でご自身の免疫を高めるものや、
感染症の予防が期待できる漢方の知恵をご紹介します🌲

「板藍根(ばんらんこん)」は
抗ウイルス作用がある漢方薬です。

インディゴ染めにも使われる植物、
アブラナ科ホソバタイセイなどの根を煎じた生薬です。

板藍根には清熱解毒の作用があり、
昔から中国で感染症の予防や治療に用いられてきました。

風邪のシーズンになると、学校の大鍋で煮出し、
まるで炊き出しの様に生徒一人一人にうがいさせながら服用させていたという
エピソードもあります。

この生薬が注目されたのは
2002年から2003年にかけて発生した
SARS(サーズ)大流行の時でした。

SARSの制圧時に役立ったと言われており、
その後鳥インフルエンザが流行した際も中国国内の需要が高まり海外への輸出制限がかかったそう。

当薬局ではこの板藍根を用いて作られた
板藍飴、板藍茶(イスクラ)をご用意しています。

板藍茶のおすすめの使用方法は、
うがい手洗いした後に、ぬるま湯で溶かした板藍茶でもう一度うがいをしそのまま飲み込む。

板藍飴はさわやかレモン味🍋で
お薬嫌いのお子さんにもってこい!

最近ではインフルエンザも年中流行するケースもありますね。感染症予防は常日頃から必要になっています。

『うがい、手洗い、板藍根』

ぜひお役立てください😌

【漢方小話】美肌にも漢方✨🧏🏻‍♀️

先日朝のテレビ番組で、

美容目的で処方されている
ヘパリン類似物質「ヒルドイド」の健康保険額が
90億円以上にのぼるというニュースが
報道されていました。

当薬局でも、
アトピーやひどい手荒れ、湿疹の保湿のために処方される、
一般的な処方の一つです。

ヘパリンには
血液を固まりにくくさせる(抗凝固作用)ことで
血液の流れをよくする作用があります。

ヒルドイドはこの作用により、
栄養を行き渡らせる→肌に栄養が行き届く
不要なものを流す→炎症を抑える

といった効果が期待できます。

保湿効果は特に高く、
市販の化粧品やハンドクリームでは対応できない
皮膚症状の治療にとても役立ちます。

しかしヒルドイドを長期間利用すると、、
ヘパリンの抗凝固作用→血小板減少
過剰に血流がよくなる→血管拡張→発赤、かゆみ

といった副作用を招く恐れがあります。

本来の体にはないことを強いるので、
無理が出てしまうのですね。

なので安易に長期使用することはお勧めできません。
何より本来医学的に必要ではない処方により
健康保険を圧迫していることも
見過ごしてはいけませんね。

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肌の調子をよくすることは漢方でもできるんですよ☺️

中医学では、
美肌には「血(ケツ)」を補うという考えが
一般的です。

代表的な生薬としては、
「当帰」「芍薬」「地黄」「阿膠」などがあります。

屋嘉比薬局でおすすめはやはりこちら↓

上記生薬を含む9種の生薬がバランス良く入った、
血を補う代表的な漢方!

血の不足による乾燥肌には特に効果的です。

また、この漢方は血虚からくる様々な不調に処方します。

血虚の症状は疲労感、冷え性、睡眠障害、頭が働かない、いらいら、うつ、肩こり、爪が割れるなど、人によって様々です。
本人の自覚なく実は血虚、という方もたくさんいます。

血を補うことでこれらの症状の改善のみならず
本来もっているその人の美しさ✨を引き出すことも
期待できるのが、漢方のおもしろいところ😊

実際、血虚による慢性的な疲労を訴えていたママさんに飲んでもらったところ、

「髪の毛のパサつきが落ち着いて驚いた✨」

という、言葉もありました😍
顔の血色も良くなり、飲む前よりもはつらつとした表情に
なっていたのも印象的でした。

ちなみにしみや肌のくすみ、くまは「瘀血」、
つまり血の汚れが原因と考え、
血の流れをよくする生薬、
「丹参」「水蛭(ヒルのこと!)」などを用いたりします。

漢方のいいところは
無理なく体のバランスを整えることで、
本来の力を引き出すことです。

あなたの体にあった美肌作り✨をしましょうね🧜🏻‍♀️

【漢方小話】食べすぎSOS!

明けましておめでとうございます㊗️
屋嘉比薬局は今日から仕事始めです。
今年もよろしくお願いいたします😊

年末年始、皆さんはいかが過ごされましたか?

美味しいもの、たくさん食べた人〜⁈
お酒飲みすぎた人〜⁈

消化能力を上回る食べ飲みをして胃もたれしている
そこのあなた!

漢方の出番ですよ😁


下から、
①胃腸の働き全般を助けてくれるbasic漢方「晶三仙」
(屋嘉比の最強飲み会セットにも入っている、頼れるヤツです)

②食べ過ぎの胃のもたれには「加味平胃散」

③ビールや冷たい食べ物過多で
お腹がゆるくなっているひとにおすすめ「勝湿顆粒」

この他、食べ過ぎて便秘になる、
逆に食欲が落ちるなど、様々な症状についても
ぜひご相談くださいね。

胃腸の調子を整えて、
仕事始めに備えていきましょう!!

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余談ですが

我が家はちゅら海水族館のナイトアクアリウムに
行ってきました。

ジンベエザメの大水槽の前にコタツやソファが設置され、
こたつに普段縁のない娘は大喜び😆
太陽光が入らない館内は独特の雰囲気。
眠っている鮫もいれば、
昼よりも嬉々としているように見える魚たちも。

また熱帯ドリームセンターや海洋文化館でも
イベント盛りだくさんで
2日かけて満喫しました。

観光の方はちゅら海水族館ばかりに
目がいきがちですが、

↑の施設もとてもオススメ!
素敵な庭園を楽しめ、プラネタリウムは見応えあり!

ぜひ遠方から来られる方は
ゆとりをもって海洋博公園を満喫してほしいです😊

時期限定デザインの年間パスがありました。
大好きなpokke104さんのデザイン!
もちろんゲットでしょ〜🤩

夏にも期間限定デザインがあるようです。
タイミング合えばぜひ!ゲットしてみてください♪

【漢方小話】木が丸ごと生薬になるパワフル植物、「桑(クワ)」

突然ですが、僕の日課。それは毎朝我が子と行く朝散歩。以前は朝ランニングだった日課は、朝からパワフルな子どもたちと一緒に行く朝散歩へと進化(?)しました。近所のガジュマルのエネルギーをもらい、1日のスタートを切るいい日課になっています。そのお散歩ルートにあるのがこちら。

桑の木!

小さい頃から僕も実をとって食べていました。最近はマルベリーなんてお洒落な呼び方もされていて、比較的身近な木としてご存知の方も多いのではないでしょうか。

クワは葉、実、根、枝それぞれが薬効を持つ生薬になるのです。

最も活用されているのが桑白皮(そうはくひ)。冬に収穫した根の皮をむいて天日干ししたものです。

これが使われている処方の一つが
「五虎湯」です。

肺の熱を冷ます作用があり、咳止めとして用いられます。

ちなみに咳といっても、激しい咳や痰の絡む咳、空咳、と様々ですよね。中医学では、咳の原因を見定めてから服用する処方を決めていきます。症状がでた際はまず屋嘉比薬局にご相談くださいね^ ^

他にも、
葉は桑葉(そうよう)、
実は桑椹(そうじん)、
枝は桑枝(そうし)と呼ばれ、
風邪の処方(桑菊湯)などに用いられています。

葉は蚕の餌として有名ですが、フラボノイドを含むお茶として楽しんだり、桑の実はアントシアニンを含み腎を補うサプリ的な感覚で取り入れられたりしています。
ご近所の薬局のおじさんは、小さい頃新芽を天ぷらにして食べていたそうですよ!美味しそう〜! 昨年大きな台風でこの桑の木の葉が全て枯れ落ちてしまったのですが、3日後には新芽が溢れているのを見て、桑の木の生命力の強さを感じました。

1歳の息子もこの通り、自分で収穫してもりもり食べています。

身近にある植物が、こんな風に僕たちの体にいい作用があるなんて、植物の見方が変わりませんか?

これからも漢方を身近に感じてもらえるお話をお届けしたいと思っています!

K作