【漢方小話】板藍根

日々ニュースを騒がせている
新型コロナウイルス。

当薬局でもマスクが売り切れとなり、
日々問い合わせがよせられています。

今できることを、落ちついて、が求められますね。

風邪やインフルエンザを含め、感染症対策は
充分な睡眠と食事で体力をつけることと
うがい手洗いがまず基本ですが、

その上でご自身の免疫を高めるものや、
感染症の予防が期待できる漢方の知恵をご紹介します🌲

「板藍根(ばんらんこん)」は
抗ウイルス作用がある漢方薬です。

インディゴ染めにも使われる植物、
アブラナ科ホソバタイセイなどの根を煎じた生薬です。

板藍根には清熱解毒の作用があり、
昔から中国で感染症の予防や治療に用いられてきました。

風邪のシーズンになると、学校の大鍋で煮出し、
まるで炊き出しの様に生徒一人一人にうがいさせながら服用させていたという
エピソードもあります。

この生薬が注目されたのは
2002年から2003年にかけて発生した
SARS(サーズ)大流行の時でした。

SARSの制圧時に役立ったと言われており、
その後鳥インフルエンザが流行した際も中国国内の需要が高まり海外への輸出制限がかかったそう。

当薬局ではこの板藍根を用いて作られた
板藍飴、板藍茶(イスクラ)をご用意しています。

板藍茶のおすすめの使用方法は、
うがい手洗いした後に、ぬるま湯で溶かした板藍茶でもう一度うがいをしそのまま飲み込む。

板藍飴はさわやかレモン味🍋で
お薬嫌いのお子さんにもってこい!

最近ではインフルエンザも年中流行するケースもありますね。感染症予防は常日頃から必要になっています。

『うがい、手洗い、板藍根』

ぜひお役立てください😌