漢方小話:まくり(胎毒くだし)

4月の出産のため、お休みをいただいたFMやんばる「こんにちは赤ちゃん」。
2か月ぶりに復帰いたしました✨

屋嘉比薬局でFMやんばる出演中→詳しくはこちら


ベビちゃんも一緒に‘リアルこんにちは赤ちゃん‘👶

私も久しぶりのラジオだったので、ベビちゃんにはちょっと眠っていてもらおうと思っていたのですが、、
冒頭10分でwake up!!笑
ベビーの元気な声も漏れ聞こえる元気いっぱいの放送になりました😁

こちらからアーカイブが見られます。
5.19こんにちは赤ちゃん前半
5.19こんにちは赤ちゃん後半

今回はベビちゃんが生まれて初めて口にしたのは母乳ではなく漢方だったというお話をしました。
その名も「まくり」と呼ばれる煎じ薬です。

「胎毒くだし」とも呼ばれ、赤ちゃんがおなかの中で育つ間にためこむ毒、またお母さんの産道を通る際に飲み込んでしまう毒を
まずはしっかりだしてあげるというものです。
一生を健康にすごすために、まずはスタートの時点で「まくり」をのんで汚いものを取り除くことが大切だ、という考えで、
その起源は平安時代ともいわれています。日本では大正時代ころまでは広く一般的に行われていた風習だったようです。

というわけで、生まれて20分ほどで飲ませました、「まくり」!
(こうちゃん先生がお産中に台所をお借りして煎じておりました 笑)

哺乳瓶で飲ませましたが、20CCほど、ぐびぐび飲んで、助産師さんたちも「おいしそうだね~」と驚くほど😋
その後はおっぱいもしっかり吸ってくれました😌

実際に飲んでみると、「甘草」という生薬が入っているからか、思ったより飲みやすかったです。

その後のベビちゃんの様子ですが、生後半日ほどで2回しっかりと胎便がでました。
特に2回目は助産師さんも「よく出てるね~」というほどしっかりでていました。

まくりを飲んだからかは定かではありませんが、気持ちよさそうなベビちゃんの様子に一安心でした。

日本に古くから行われていたという風習。私にとってもなかなか興味深い体験でした。

※参考文献:「女性の一生と漢方」 石野信安著

ちなみに沖縄の方が「まくり」と聞くと、「小学校のころ飲んだ‘ナチョーラ‘のこと?!」と思う方もいらっしゃるようです。
虫下しとして昔飲まされたことがあるとか。
今回ベビちゃんが飲んだものとは少し処方が違うようです😁

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次回のFMやんばる「こんにちは赤ちゃん」は6月2日(水)11時~12時
視聴方法はこちらでご確認ください。

👨👩👶3人の「リアルこんにちは赤ちゃん」♪
赤ちゃんとの暮らし、こうちゃん先生が全力で取り組んでくれている(笑)産後ママの漢方ケア・養生のことなど、我が家のリアルタイムの情報をお届けしたいと思っています!
ぜひお時間あうかた一緒にお楽しみください♪